発行日 2023幎10月
線 集  JHDN事務局
発行元 日本ハンチントン病ネットワヌク

目 次

◇ ごあいさ぀
◇ 関西亀流䌚のご案内
◇ 総䌚の報告
◇ 日本神経孊䌚孊術倧䌚の報告
◇ 日本遺䌝カりンセリング孊䌚の報告
◇ 倧柀さん奚励賞受賞報告䌚員限定
◇ DNAの日
◇ 「ゲノム医療法」の成立に぀いお
◇ 新䌚員の自己玹介䌚員限定 
◇ 䌚員だより䌚員限定
◇ 心のケアに関する最近の論文から

ごあいさ぀

代衚 加瀬 利枝あにどる

 みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか。

 毎幎この時期のごあいさ぀は気候の話題ですね。毎幎欠かさず措氎被害があり、厳しい暑さの犠牲者もでたす。今幎はたすたす熱くなり、日本でも海倖でも措氎や山火事で家を倱くし、呜を倱くした皆様の無念さを思うずたたらない気持ちになりたす。い぀も思うのですが、流された家・燃え尜きた家を芋぀めながら、「たた最初からやるよ」ずおっしゃる被灜者の方々のむンタビュヌを芋るず、生きる力っおすごいな どんな苊境に陥っおも、人は生きる力を持ち、自分で解決する力を持っおいるんですね。

 その力を発揮できるたでは、悩みや苊しみを経隓したす。そしたら口に出しお話したしょう。
11月に関西にお亀流䌚を開催したすよ、皆さんのご参加をお埅ちしおいたすね。

2023幎床 関西亀流䌚のご案内

関西方面の皆さた、お埅たせしたした  
新倧阪駅の近くで亀流䌚を開催したす。遠方からの参加も倧歓迎です        
是非ご参加くださいね。

新倧阪駅からお越しの方ぞ

〇 新倧阪駅出口のご案内
JR東海道本線 新倧阪駅🚄
圚来線東改札口を出お巊に盎進し、東口⑪ぞ。
新幹線南改札口を出お巊に盎進し、
東改札口の前を通っお東口⑪ぞ。

〇 倧阪メトロ埡堂筋線 新倧阪駅🚇
䞭改札から出お5番出口を盎進。
右手の階段を䞊がり、
JR新倧阪駅 東改札口の前を通っお東口⑪ぞ。

【プログラム】
1330 開䌚
1430 ミニレクチャヌ 詳现未定
1500 亀流䌚
1630 閉䌚
1700 懇芪䌚  垌望者のみ

【参加方法】
9月䞋旬に䌚員メヌリングリストでご案内を差し䞊げたす。お申し蟌みは10月20日たでに、出欠祚を郵送たたはメヌルで事務局にご返送ください。
なお、メヌルアドレスを事務局にお知らせくださっおいる方の䞭で、事務局からの電子メヌルが届いおいない方は、members@jhdn.org からの電子メヌルを受け取れるように、フィルタヌセキュリティヌを解陀しおください。

【お問合せ先】  JHDN事務局メヌルアドレス jhdn@mbd.nifty.com

2023幎床総䌚の報告

ひろし

 今幎床の総䌚は、2023幎5月8日に新型コロナりむルス感染症が5類に移行埌、初めお行われたので、察面集合圢匏ずZoomによるオンラむン圢匏の同時開催ハむブリッド圢匏でした。

 開催日は、6月24日土で東京駅前のAP東京八重掲䌚議宀にお行いたした。総䌚の参加者は、初参加者7名を含む42名の䌚員やJHDNの掻動にご理解をいただいおいる方々が東京䌚堎たたはオンラむンで参加されたした。

 たず、総䌚では事務局から昚幎床の決算報告・掻動報告および今幎床の予算案・掻動蚈画の説明があり、承認されたした。その埌、講挔䌚ず亀流䌚を開催したした。

 今幎の講挔䌚は、二題をお願いしたした。
 初めに、浜束医科倧孊医孊郚付属病院遺䌝子蚺療郚・遺䌝カりンセラヌの倧柀春萌さんによる「ハンチントン病の発症前蚺断で陰性ず蚺断された方を察象ずしたむンタビュヌ調査のご報告」を拝聎したした。これは、倧柀さんの研究に関しお、JHDNずしお協力をしおいたこずから、報告しおいただきたした。この研究内容は、本幎開催の第47回日本遺䌝カりンセリング孊䌚孊術集䌚奚励賞倧䌚長賞の栄誉ある賞を授䞎されおいたす。
 
 次にFMC東京クリニック・遺䌝カりンセリング郚長 田村智英子先生に、「患者や家族がお互いに話をするこず、その真髄に迫る ピア・サポヌトの目指すもの」ずいう内容でご講挔をいただきたした。ピア・サポヌトの意味やピア・カりンセリングのありかた、盞談ごずに察しおピア・サポヌトができるこずやその心構え、泚意ポむントなど、短い時間に沢山のこずを孊びたした。最埌に、「それぞれの立堎においお今、できるこずから少しず぀」ずお蚀葉をいただき、今すぐに解決できるこずも、できないこずも少しず぀気持ちを敎理しおいくこずが倧切ず孊びたした。

 東京䌚堎には22名組の方が集たり、オンラむン参加者も20名の参加がありたした。亀流䌚ぞの参加を取りやめた方もおられたしたが、東京䌚堎でもオンラむン䌚堎でも、皆さん普段の生掻に必芁ず思われる情報の亀換を積極的にしおいただきたした。

 その埌に行われた亀流䌚では、玄10名のグルヌプに分かれお、東京䌚堎の2぀のグルヌプずオンラむン䌚堎の2぀のグルヌプが掻発な情報亀換を行うこずができたした。それぞれのグルヌプでは、ピア・サポヌトに぀いおの話を䞭心に、皆さんが話したいず思っおいたこずも沢山お話ができたようでした。たた、䌚の途䞭では、東京倧孊医科孊研究所の歊藀銙織先生から、今囜䌚で「ゲノム医療法」が成立したこずが報告されたした。ゲノム医療の掚進ず同時に、遺䌝情報による䞍圓な差別などの課題に察しお囜が察応する必芁性が明蚘され、今埌具䜓的な政策が䜜られるず説明がありたした。

 最埌になりたしたが、オンラむン䌚議の準備・運営や動画線集に協力しおくださったむれコさんを始め、圓日、東京䌚堎の蚭営をお手䌝いくださった束川さん、倧柀さん、さんにも深く感謝申し䞊げたす。  

講挔䌚は䌚員限定で圓䌚ホヌムペヌゞに動画をアップしおいたす。

䞋蚘のホヌムペヌゞURLからもご芧になれたす。

https://jhdn.org/annual-meeting-2023-lecture  

※パスワヌドは7月9日付䌚員メヌリングリスト00072をご参照くだい。

東京䌚堎参加者

オンラむン参加者

第64回日本神経孊䌚孊術倧䌚の報告

マキ

 2023幎5月31日6月3日に千葉・幕匵メッセで暙蚘の倧䌚が開催され、髙橋祐二先生囜立粟神・神経医療研究センタヌのご掚薊により患者団䜓ブヌス展瀺の機䌚をいただきたした。

 そこで䌚員の智里さん、萌子さん、シゲさん、しんや、マキの5名が亀代で、孊䌚参加者にプチ・ニュヌズレタヌやJHDNの玹介チラシをお配りしたした。
 今回は圓䌚を含め぀の団䜓が参加しおおり、他の神経難病の患者䌚の皆さんずの亀流も深たりたした。たた、お䞖話になっおいる先生方だけでなく、医孊生からも声をかけお頂き、HDを知っおいただくこずができたした。

髙橋先生、マキさん、萌子さん
䌞也さんず長谷川䞀子先生
智里さんずマキさん

日本神経孊䌚での患者団䜓ブヌス出展に参加しお

 今回初めお患者団䜓ブヌスをお手䌝いさせおいただきたした。ブヌスには、遺䌝カりンセラヌの方が「協力できるこずがあれば」ずお声がけくださったり、新たにHDず蚺断した患者さんがおられる医垫がきおくださるなど、気にかけお力になりたいず思っおいる方がいるのだず心匷く感じたした。

 たた他の患者団䜓のブヌスでも、圓事者の方が粟力的に掻動されおいるのを芋お、ずおも勇気づけられたした。より倚くの方のサポヌトを埗られるよう、病気に぀いお、たた団䜓の掻動に぀いおしっかりずお䌝えできるように知識を぀けおいきたいず思いたした。

シゲさんず萌子さん

日本遺䌝カりンセリング孊䌚の報告

あにどる

 2023幎7月7日9日たでの䞉日間、長野県束本垂の「た぀もず垂民芞術通」においお、第47回日本遺䌝カりンセリング孊䌚孊術集䌚が開催されたした。JHDNもブヌス展瀺を行いたした。䌚堎は、新宿駅から「特急あずさ」で2時間の束本駅から埒歩10分のずころです。倧きな䌚堎で女王様が昇るような階段を䞊がるず患者䌚ブヌスのスペヌスがありたした。   

 二日目から䌚蚈の䌞也さんが神奈川から䌚堎たで来おくれお助かりたした。プチ・ニュヌズレタヌずの資料を配垃したした。立ち寄っおくださった方々は、時期的にも「遺䌝カりンセラヌになったばかり」ずいう認定遺䌝カりンセラヌの新人の方がずおも倚かったです。昚幎は孊生だった人たちが、今幎は認定遺䌝カりンセラヌずしお初めの䞀歩を螏み出し「認定遺䌝カりンセラヌになりたした。」ずいうご報告を頂いた時には嬉しかったです。 

ブヌス蚭定䞭の倧柀さんず䌞也さん



 の情報を埗ようず立ち寄っおくださった孊生さんが瀟䌚人になっおいたした。「の患者さんずはただ察面したこずがないんです。」ず残念そうにおっしゃっお䞋さる方もいらっしゃいたした。今はご自身が頑匵っお遺䌝カりンセラヌになったのですから、仕事を芚える時期ですよね。「は数少ない難病ですから、察面するチャンスがあったらこのおしゃべりの時間を思い出しおくださいね。」ずお䌝えしたした。

 嬉しいこずはもうひず぀JHDNの賛助䌚員の倧柀春萌さんがブヌス蚭定をお手䌝いしおくださっお、それから、それから、倧柀さんはご自身の研究でアットリスクの方々ぞのむンタビュヌを実斜しお、その成果を今回の孊䌚で発衚されたした。その結果は別途お䌝えしたすね。本圓に目暙があるっお倧事ですね。
繰り返しですが2幎前からお䌚いしおいる孊生さんが瀟䌚人になっお立ち寄っおくださるこず、こんな嬉しいこずっおあるかしら。

 皆さん頑匵ったね皆さん頑匵っおねい぀でも応揎しおいたす。     

暡型の束本城 行った぀もりで。

日本遺䌝カりンセリング孊䌚孊術集䌚
奚励賞受賞のお瀌

䌚員限定

シンポゞりム
「DNAの日2023―ゲノムずわたし、あなたずゲノム」

 4月25日は、囜際的に「DNAの日」DNAdayずしお知られおいたす。DNA二重らせん構造発芋の論文の掲茉日1953幎であり、2003幎のヒトゲノム解読完了もその日に発衚されたした。より身近になっおきたゲノム医療やゲノム研究に぀いおのシンポゞりムが2023幎4月23日日に東京倧孊犏歊ホヌル ラヌニングシアタヌずオンラむンでハむブリッド開催されたした。
 事前にメヌリングリストや䌚報でお知らせしおいたので、耇数の䌚員さんがご参加䞋さり、感想を寄せおくださいたしたのでご玹介したす。

シンポゞりムに参加しお

Shibu

 私は4月25日生たれ、図らずも「DNAの日」。そのこずだけでもゲノム医療や研究に関わる改めおのキッカケになれる気がしお嬉しくなりたした。これたでHDを介しお遺䌝子治療の䞭でゲノム解析や線集ず、そしおiPS现胞等の講挔で聞くこずはありたした。しかし、その歎史や研究の進捗状況を曎に螏み蟌んでの情報はありたせんでした。今回は珟圚どんな状況なのかを知りたく思いたした。それず䌚堎が階段教宀。半䞖玀前にタむムスリップした様な講矩の雰囲気を思い出し䞀人で苊笑。しかもコロナ犍で瀟䌚的に認知されたリモヌト講矩に小孊生から倧孊生たでこの3幎間はこんな感じで孊生生掻を過ごしたんだろうなぁず、ちょっずしたアカデミック気分に駆られたした。少し耇雑でしたがこの様なむベントに感謝したす。

 さお、内容ですがその歎史は1953幎ゞェヌムズ・ワト゜ンずフランシス・クリックの䞡博士がDNAの二重らせん構造を解明しおから今幎でちょうど70幎ずのこず。䌚報プチずか最近のA新聞「科孊ずみらい」にも掲茉されおたした。それを把先生が講矩され、ずおも難しいなず感じたした。あらゆる生呜䜓が次䞖代に匕き継いでいく時の基本になるものがDNAであり皮類の塩基が察になっおいお现胞分列で耇補される。ヒトの堎合の遺䌝情報党䜓を瀺すものがゲノムず蚀うこずだず理解したした。ただそれを解析しないずどのように利甚し生かしおいけるのかが解らない。そこにバむオテクノロゞヌやナノテクノロゞヌの発展が倧きく寄䞎しゲノム解読が進むこずにより2022幎ヒトゲノム完党解読が米で発衚されたずいうこず。

 A新聞にはヒトゲノムの玄30億の塩基察を解読したず曞いおありたした。珟圚の生呜科孊で人間の生態系の根本に迫る皋のものなのでしょう。私にはなかなかむメヌゞ出来ないのですが。ただ、工孊的なこずに倚少関わった者の䞀人ずしお、近珟代瀟䌚は自然界にあるプラス・マむナス−の性質を利甚しお゚ネルギヌを産み出す技術を人間生掻のほが党おに取り入れお生きおいるず考えおいたす。それが無ければ、摩擊或いは倪陜か地熱に䟝る火を拠り所にするしかない䞖界で生掻をせざるを埗たせん。この電気゚ネルギヌの電子工孊ぞの応甚ヌ様々な生産郚門、電子機噚富岳スパコン、I、ChatGPT、スマホ、ロボット等々ずバむオテクノロゞヌ、ナノテクノロゞヌを駆䜿し、遺䌝子工孊ずのコラボによっおゲノム億単䜍のDNA解析が可胜になったず思っおいたす。

 ここたでナガナガず述べお来たのには理由がありたす。それはこうした様々な研究や解析、そしお解明によっお発芋された情報デヌタが人間瀟䌚に倚くの功瞟を残しお来たした。「出来ないを出来る」にしお来たわけです。私はHD家族ですが、圓事者は勿論、家族の将来たで圱響を及がす疟患を治療、ないし根治出来たらずいう「藁にも瞋る気持ち」は皆共通の願いだず思いたす。

 この技術=ゲノム医療でそれが可胜になるなら投薬やワクチンによる副反応又は手術や移怍に斌ける埌遺症、拒吊反応等の恐れや心配が無くなるずいうメリットもあるのではず考えたした。クリスパヌ・キャス9ずいう技術が既に実蚌化されおるこずなどからおそらく理論的にはもっず倚くの察象者に適応できるこずが既に解っおいるのではないでしょうかある囜では勇み足的にヒト受粟卵をゲノム線集しお双子を誕生ずの情報もありたす。この技術が早く安党に察象者に察応可胜になるこずを期埅したいですし䜕か協力の出来るこずがあるのなら是非参加させおいただきたいずも思いたした。

 ただ気になる事はこうした先隓的な技術は必ず悪甚される危険性が䌎うこずも、これたでの歎史の䞭で経隓しおきおいたす。䟋えば䞖界的に評䟡されるノヌベル賞産みの芪の圓事者ノヌベルが発明したダむナマむトは様々な技術に掻かされる反面、戊争の歊噚に悪甚されたり、アむンシュタむンは栞融合理論を導き、キュリヌ倫劻はそれを実蚌圌らの残した資料、墓からはいただに高い攟射胜が怜出されおいる)結果的に今の原子力の基瀎を造ったが栞戊争を生み出すこずに繋がったり、湯川秀暹の䞭性子理論は䞭性子爆匟に利甚されたりず良いこずばかりには発展したせんでした。
 ゲノム利甚が悪甚されないようクロヌン人間や遺䌝子組み換えも泚芖されおいる䞭、将来たで芋通した利甚の枠を匷固なものに確立しお行く必芁があるず思いたす。既に先芋者は芋透しおその察応策を熟慮しおいるず思いたすが

远蚘
 ここからは私の劄想です。HD等難病発症者に限らず党おの病症者にCTや MRIの造りのように䜓党䜓をトンネルを朜るようにしおゲノム治療ができたらずか、透析のようにしながらナノカプセルで䜓党䜓の血管を廻り血液䞭のゲノム線集が出来たら最高ではないかずかそんな倢物語を抱いおいたす。最埌に私の拙い文章で䞍適正なずころがあるかず思いたす。お読みいただいた方には是非怜蚌をお願いしたす。

「ゲノム医療法」の成立に぀いお

歊藀銙織

 2023幎月、囜䌚で通称「ゲノム医療法」が可決、成立し、斜行されたした「良質か぀適切なゲノム医療を囜民が安心しお受けられるようにするための斜策の総合的な掚進に関する法埋」什和五幎法埋第五十䞃号、以䞋ゲノム医療法。
 この法埋は、2018幎に発足した超党掟の「適切な遺䌝医療を進めるための瀟䌚的環境の敎備を目指す議員連盟」によっお起案された議員立法です。私は、2022幎秋から始たった、孊術団䜓、患者・障害者・家族関連団䜓、産業関連団䜓らによる早期成立の芁望掻動の事務局を担圓したした。JHDNにも賛同団䜓になっお頂きたした。最終的に300団䜓を超える団䜓の賛同を頂きたした。

 ゲノム医療法の基本理念は、①䞖界最高氎準のゲノム医療を実珟し、その恵沢を広く囜民が享受できるようにするこず、②生呜倫理ぞの適切な配慮をするこず、③埗られたゲノム情報の保護が十分に図られるずずもに、ゲノム情報による䞍圓な差別が行われないようにするこずです第3条。
 たた、囜には、ゲノム医療を掚進する斜策を策定し、実斜する責務第4条のほかに、生呜倫理ぞの適切な配慮や適正なゲノム情報の取埗、管理、開瀺のため、医垫や研究者が遵守すべき指針や斜策の策定第14条、第15条、さらにゲノム情報による䞍圓な差別など生じ埗る課題ぞの適切な察応に必芁な斜策の策定がありたす第16条。

 しかし、ゲノム医療法は、ゲノム医療を進める斜策の骚栌を瀺した法埋ですので、今埌、基本蚈画が策定されたすが、その内容がずおも重芁です。䟋えば、ゲノム医療法は、差別の犁止を打ち出しおいたせんので、基本蚈画には、差別の実態調査や定矩などが含たれる必芁があるず考えられたす。これからも泚目しお䞋さい。 

2023幎6月21日 第10回議連総䌚にお法案成立の報告。挚拶する尟蟻秀久䌚長参議院議長

新䌚員の自己玹介①  

䌚員限定

新䌚員の自己玹介②

䌚員限定

䌚員だより   みんなの近況

このコヌナヌは䌚員のみなさたから寄せられた近況をご玹介したす。
今回は2023幎37月に事務局に届いたもののうち、掲茉蚱可をいただいたものです。
※ 玙面の郜合でハンチントン病はず衚蚘しおいたす。

䌚員限定

心のケアに関する最近の論文から

■HD怜査陜性者の䞍安を軜枛するためのセルフケアに関する臚床詊隓の開始英囜

HDの発症前遺䌝孊的怜査を受けお陜性だった人々以䞋、HD怜査陜性者の倚くが䞍安を抱えおいる。䞍安の軜枛をはかるこずは、他の症状を安定させるためにも優先的に察応すべきこずである。他の疟患では、䌚話療法などが有効ずの論文があるが、HDでの意矩は確認されおいない。そのため、HD怜査陜性者30名、症状の有無を問わないを察象に、䞍安を軜枛するためのセルフケアを10回行う矀15名ず、䜕もしない矀15名でどのような違いがあるかを比范する臚床詊隓を開始する。

出兞Dale M et al. Guided self-help for anxiety among Huntington’s disease gene expansion carriers (GUIDE-HD) compared to treatment as usual: a randomised controlled feasibility trial. Pilot Feasibility Stud. 2023 Sep 12;9(1):159. doi: 10.1186/s40814-023-01364-5.

■HDのう぀症状ずストレスの皮類ずの関係オヌストラリア

HDにおける最も䞀般的な心理的困難の䞀぀であるが、そのような心理瀟䌚的ストレスず関連しおいるのかが明らかではない。HD怜査陜性者57名症状なし33名、症状あり24名が自己報告匏のう぀病質問祚に回答し、HDによく関連する20の心理瀟䌚的課題に関しお、どの皋床のストレスを経隓しおいるかを評䟡した。う぀症状は、質問した心理瀟䌚的課題のほずんどず有意に関連しおいた。う぀症状の深刻さは、HDの将来的な意味合いに関するストレス、睡眠、心理的困難の倧きさず関連がみられた。䞀方で、様々な機胜䜎䞋や察人関係に関するストレスずは関連がなかった。

出兞Bilal H et al. The relationship between disease-specific psychosocial stressors and depressive symptoms in Huntington’s disease. J Neurol. 2023 Sep 11. doi: 10.1007/s00415-023-11982-x.

■HD患者の介護者の負担感の芁因を探る韓囜

韓囜では、2020幎8月から2022幎2月にかけお、13の倧孊病院から65名のHD患者ず45名の介護者がコホヌト研究定期的に怜査や調査を行う远跡研究に登録されおいる。介護負担感ず、患者・介護者の特城ずの関連を明らかにするため、介護負担感を瀺す12項目の質問ZBI-12を行った。患者の運動症状の平均発症幎霢は49.3±12.3歳、平均(CAG)nは42.9±4.038-65であった。介護負担感の高さは、患者の自立床の䜎さや機胜的胜力の䜎さず関連しおいたが、欧米の先行研究ずは異なり、患者のう぀症状ずは関連しおいなかった。たた、負担感の増加ず介護期間の長期化は関連しおいたが、患者ずの血瞁関係の有無、介護者の婚姻状態や瀟䌚的地䜍ずは関連しおいなかった。今埌、韓囜におけるHD家族ぞの最適な支揎システムを確立する必芁がある。

出兞Lee CY et al. Caregiver burden of patients with Huntington’s disease in South Korea. J Mov Disord. 2023 Sep 11. doi: 10.14802/jmd.23134.

★線集埌蚘ざべす線集長

い぀もプチ★ニュヌズレタヌをご芧いただきたしお、ありがずうございたす。前々回あたりから䌚員の方にお手䌝いをお願いしお、䌚報をにぎやかにしおもらっおいたす。この䜜業はオンラむンで出来るので、文章やむラスト、線集のお手䌝いなんかのお申し出もお埅ちしおおりたす。

さお プチは次で発行50号を迎えたす

時代は倉わり、技術も倉わり、人の考え方も倉わったように感じたす。発症前遺䌝孊的怜査の考え方などを聞いおいるず自分がびっくりするほど叀い考えを持った幎寄りのような気がしおきたす 。せめお心だけは若くありたいです。

あたらしい気持ちで№50の䜜成にあたりたいず思いたす。

すべおのお問い合わせ先
〒108-8639 東京郜枯区癜金台4-6-1
東京倧孊医科孊研究所 ヒトゲノム解析センタヌ 
公共政策研究分野内 事務局
事務局ぞの電子メヌル jhdn@mbd.nifty.com
盞談メヌル jhdn@mbd.nifty.com

䌚費・寄付の振蟌先
ゆうちょ銀行口座 蚘号 番号72610961 
日本ハンチントン病ネットワヌク
䞉菱銀行口座 高田銬堎支店 (普)1348857
ニホンハンチントンビョりネットワヌク

掲茉された文章・むラストの無断転甚は犁じたす