遺伝カウンセリングに関する更新情報をまとめて投稿します。取り上げるテーマは、難病診療の遺伝カウンセリングについての調査研究、遺伝カウンセリングのオンライン事例、となります。(2022.12.30)
遺伝カウンセリングの調査研究
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科では、三宅秀彦教授を研究代表者として「難病ゲノム医療に対応した遺伝カウンセリングの実態調査と教育システムの構築に資する研究」をおよそ3年間かけて行い、22年3月に報告書を発表しています。
こちらを参照ください。
難病医療と遺伝カウンセリング 教育動画
研究成果として、2本の教育動画を作成し、お茶の水女子大学のホームページに掲載されています。以下、同大の研究班から引用の許諾を得たのでご紹介します。
動画1 遺伝カウンセリングの必要性
難病医療における遺伝性疾患の影響、遺伝カウンセリングの概要、遺伝医療の専門家との連携などについてコンパクトに学べる内容になっています。(14分31秒)
動画2 網羅的遺伝学的検査の遺伝カウンセリング
標準的な方法となりつつある網羅的遺伝学的検査における遺伝カウンセリングについて、検査の手順とともに学べる内容です。(11分15秒)
オンライン遺伝カウンセリング
・オンライン診療とは医師と患者さんが対面ではなく遠隔でインターネットなどの情報通信技術を介して医療サービスを提供する行為とされています。
・オンライン遺伝カウンセリングを提供している施設について
2022年12月時点では、オンライン遺伝カウンセリング、オンライン遺伝相談の体制を整えている医療機関は以下の4医療機関ですが、対象疾患を限定しておりHDについては未実施です。